バックロードホーンへの道・8
ダイソーのMDFで作った小型バックロードホーン「パラサウロⅠ世」。完成以来ずっと鳴らし続けてきましたが、ボーカル域の詰まったようなこもったような音は改善せず、これは失敗かな、という思いでした。
色々と調べてみると、バックロードホーンには、能率の高いスピーカーユニットが向いている、ということが分かりました。能率が高ければ、同じ入力でも、音が大きくなるということです。
そこで、「パラサウロⅠ世」に、F77G98-6よりも音の大きい「ビッグブルー」のユニットを、載せ替えてみることにしました。都合よく、両ユニットはバッフル口径もネジ穴位置もほとんど同じだったので、エンクロージャーの加工は要りませんでした。ただ、ユニットの端子の幅が1箇所違っていたので、そのファストン端子を付け替えましたが。
結果は上々。中域のこもりがちな音は、ずいぶんと改善しました。というか、鳴らしていて楽しく感じるほどに。メーカー製のスピーカーには音のバランスなどでは及びませんが、その鳴りっぷりには、耳が惹かれるものが確かにあります、うまく言葉ではいえませんが。