三次絵: 2010年10月アーカイブ
マルチコアCPUの威力をハッキリと感じるのは、やはりそれに対応したレンダラーでレンダリングしたときですね。POV-Rayも3.7βでマルチスレッドに対応するようになり、擬似天空光を使った重たいシーンでもサクサクとレンダリングできるようになりました。
ここでいう擬似天空光とは、レイトレーシングにおいて、多数の点光源をドーム状に配置してスカイライト的効果を得る方法のことです。工夫次第では、ラジオシティやグローバルイルミネーションなどとはまた違った面白い表現が出来るのでは、と考えています。
さて、その擬似天空光をインクルードファイル化していくつかをセットにしたものをアップロードしました。汎用性とかあまり考えてないんで使いづらいとは思いますけどね。
DATA : skylight for POV-Ray
故障したPCに代わって新しく購入したPCには、インテルのCore i3 540がのっています。2コアだけど4スレッドという、なんだかよく分からない仕様です。ただ、デュアルにしろクアッドにしろ、ソフトが対応していなければその恩恵には与れないというはなし。レンダラーでいえばVidroがそうですね。というわけでVidroでレンダリングしてみました。以前のPCに比べれば流石に速いです。この画像では230秒ほどでした。
CPUも多コア化が進むというふうになると、もしかしたら将来的には、今のメモリーモジュールみたいになって、手軽に増設して性能アップが図れるようになるのかもしれませんね。
Renderer : Vidro
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