乳房の作り方

①　まず球を作成します。曲面（Catmull-Clark）を使用するので、とりあえず分割数は８ｘ８で。

②　それをX軸に対して90度回転させ、

③　うしろ半分を削除します。

④　ナイフツールなどで乳首を作りこみます。

また、この段階で曲面化しておきます。私の場合、最終的には曲面の分割数を４で纏めるにしても、ある程度カタチが出来上がるまでは分割数２でモデリングを進めます。その理由はいくつかありますが、ひとつには、最初から曲面分割数４で作っていくと、しまりのないノッペリした造型になりがちだからです。

⑤　それらしく形を整えます。

私の考えでは、良いオッパイというものには、すべからく「乳房の葛藤」が顕れてなくてはなりません。では「乳房の葛藤」とはなんぞや。

デカイ（重い）オッパイは垂れる。しかし、オッパイにはそれに抗いそのカタチを保とうとする「力」が働きます。その「重力」と「抗力」のせめぎ合い、それが「乳房の葛藤」です。そしてこれこそが、「乳房（にゅうぼう）エロチシズム」の神髄ではないでしょうか。

⑥　ミラーリングを設定し、X軸方向にずらし、Y軸に対し外側に少し開くように回転させます。そして中央で滑らかに接続されるように調整し、必要なら面を張ります。

⑦　下乳部分が深くなるようにナイフツールで切れ込みを入れます。

⑧　オッパイとしてはこれで出来上がりですが、もうちょっと作りこんでみましょう。

⑨　腕の根元と首になる部品を追加します。あとは、それぞれがうまく繋がるように面を張っていきます。

人物モデリングのやり方としては、このように、各部位を個別に作って後から繋いでいくブロック工法的な手法の方が、私にはやりやすいですね。

⑩　これで完成です。

参考までに、これらの一連の作業状況をまとめたMQOファイルをアップロードしておきますね。

DATA : 乳房の作り方

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